2025/08/26
お口のトラブル,予防歯科
「8020達成のための年代別セルフケア 高齢期について③」
高齢期における唾液の減少は、ドライマウスとして知られる症状の一つであり、口腔内の健康に影響を及ぼす重要な要素です。唾液は口腔内の湿潤を保ち、食事の咀嚼や飲み込みを助けるだけでなく、口臭の予防や歯の再石灰化にも重要な役割を果たしています。しかし、加齢とともに唾液の分泌量が低下することで、口腔内のバランスが崩れ、様々な問題が引き起こされる可能性があります。
唾液の分泌量が減少する主な原因の一つは、咀嚼時の機能低下によるものです。高齢になると咀嚼筋が衰えることで、唾液腺の刺激が不足し、唾液の分泌が減少する傾向があります。また、加齢に伴う唾液腺の機能低下や唾液腺の細胞数の減少も、唾液分泌の低下につながる要因となります。
さらに、高齢者が服用する薬物の副作用により、唾液の分泌が減少することもあります。特に抗うつ薬や抗不安薬、抗ヒスタミン薬などの薬物は唾液の分泌を抑制する作用があるため、長期間の服用によりドライマウスが引き起こされる可能性があります。
ドライマウスは口腔内の乾燥感や痛み、口臭、口内炎などの症状を引き起こすだけでなく、歯科トラブルや食事の摂取障害などの影響も及ぼす可能性があります。そのため、高齢期においては唾液の減少によるリスクを理解し、定期的な歯科検診や口腔ケア、適切な水分摂取などを通じてドライマウスの予防や対策を行うことが重要です。
定期的な歯科検診や口腔ケアは、高齢者にとって唾液の減少によるリスクを早期に発見し、適切な対策を講じるための重要な手段です。歯科医による口腔内の健康状態のチェックや歯石の除去、歯周病の治療などを通じて、口腔内の環境を整えることができます。
また、口腔内の乾燥感や痛みを和らげるためには、口腔保湿剤や唾液代替液を使用することが有効です。これらの製品は口腔内の湿潤を保ち、唾液の代替となることで、ドライマウスによる不快感を軽減することができます。
さらに、適切な水分摂取も重要なポイントです。十分な水分を摂取することで、唾液の分泌を促進し口腔内の乾燥を防ぐことができます。特に食事中に水分を摂取することや、気温が高い時期にはこまめに水分補給を行うことが大切です。
最後に、薬物の副作用による唾液の減少を防ぐためには、医師や薬剤師とのコミュニケーションが欠かせません。薬物治療を受ける際には、唾液の減少が予想される薬物や、その対策について医師や薬剤師に相談し、適切な服用方法や補助的な措置を検討することが重要です。
高齢期における唾液の減少は、口腔内の健康や全身の健康に影響を及ぼす重要な要素であり、ドライマウスによる様々な問題を避けるためには、適切なケアと予防策が欠かせません。唾液の減少に注意し、口腔内の健康を保つためには、専門家の指導を受けながら適切な対策を講じることが重要です。
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この記事を書いた人

歯科医師 厚生労働省認定 臨床研修指導歯科医
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
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