歯科用局所麻酔剤の特徴　②「プロピトカイン」｜寺田町おとなこども歯科矯正歯科

歯科用局所麻酔剤は、歯科治療において痛みを軽減し、患者の不安を和らげるために使用される重要な薬剤です。現在、日本国内では4種類の歯科用局所麻酔剤が使用されており、それぞれが異なる特徴を持っています。これらの麻酔剤は、局所投与された際に血管内に吸収されることで麻酔効果が減弱することを抑制するため、血管収縮薬を含有しています。ただし、メピバカイン製剤を除いては、血管収縮薬を含んでいます。

プロピトカインは、歯科用局所麻酔剤の中で最も毒性が低いとされています。しかし、リドカイン製剤と比較すると、その効果発現が遅く、麻酔効力も比較的弱いという特徴があります。そのため、プロピトカインを使用する際には、治療開始までの時間を十分に取る必要があります。このような特性から、プロピトカインは患者の個別の状況や治療内容に応じて慎重に選択されるべき歯科用局所麻酔剤の一つと言えます。

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