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2024/05/08
スタッフブログ
「歯生え薬、北野病院への紹介状書きます。」
先日の北野病院での治験についてのお話しですが
先天性無歯症は、歯の発育に関する遺伝子の変異や発育障害によって、永久歯が正常に発育しない疾患です。この症状は、個人の遺伝子に起因するものであり、治療法が限られているため、早期の診断と適切な管理が重要です。

一般的に、乳歯が抜けてから永久歯が生える時期になっても永久歯が生えてこないという症状が見られます。また、歯の数が通常よりも6本以上少ないと診断されることもあります。さらに、15歳になっても乳歯が残っているという状況も、先天性無歯症の可能性を示唆する兆候となります。

したがって

ご本人あるいはご家族の方で、次に当てはまる方は先天性無歯症かも知れません。

  • 15歳になっても乳歯が残っている
  • 乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない
  • 歯の数が6本以上少ないと言われたことがある。
ですので当てはまる方は北野病院に紹介状をお書きしますので
登録お願い申し上げます。


先天性無歯症は、歯科医師や歯科専門家による詳細な歯科検査や遺伝子検査を通じて診断されます。また、患者や家族の歯科病歴や遺伝的背景も考慮され、総合的な診断が行われます。

従来の治療法としては、先天性無歯症の患者には、義歯やインプラントなどの代替歯科治療が選択肢となります。個々の症例に応じて、専門家が適切な治療計画を策定し、患者の口腔健康や咀嚼機能の維持・改善を支援します。

先天性無歯症は、患者や家族にとって身体的・精神的な負担をもたらす可能性があり、専門的な支援や教育が必要とされます。また、治療を通じて患者の生活の質を向上させるために、継続的なケアやフォローアップが重要となります。

先天性無歯症は、歯科医学の分野において特異な疾患であり、適切な診断と治療が求められる重要な課題となっています。患者や家族のサポートを含む総合的なアプローチが重要であり、専門家の指導のもとで適切な管理が行われることが必要です。

この記事を書いた人

歯科医師
上垣 公彰
プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。