2025/09/24
寺田町おとなこども歯科の取り組み
「口呼吸がもたらす健康リスク」
口呼吸は身体にさまざまな影響を及ぼすことが知られています。口呼吸による不正咬合は、鼻腔や上顎、気道の狭まりによって出っ歯や乱杭歯、開咬などの症状が引き起こされる可能性があります。また、口呼吸が長期間続くと、指しゃぶりや舌突出癖などの悪習癖から移行しやすく、不正咬合を悪化させる要因となります。
口呼吸による睡眠時の影響も重要です。口で呼吸する姿勢を探すため、寝相が悪くなり、睡眠中に深く眠れず質の悪い睡眠となることがあります。さらに、鼻呼吸に比べて酸素量が不足しやすいため、睡眠中に呼吸困難や睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。これにより、昼間に眠気を感じやすくなり、学習能力の低下や身体の成長にも悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、口呼吸は目の下のうっ血(クマ)が目立つようになるだけでなく、脳への酸素供給不足による学習能力の低下や身長の伸び悩み、運動能力の低下などにもつながる恐れがあります。また、口から直接菌やウイルスが侵入しやすくなるため、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などのリスクが増加します。さらに、口呼吸によってハウスダストやダニ、花粉などのアレルギー源が身体に入りやすくなるため、花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患が治りにくくなる可能性があります。
口呼吸による身体的影響は、姿勢にも大きな影響を与えます。口呼吸が続くと、猫背になりやすく、姿勢が悪化する可能性があります。正しい姿勢は身体全体の健康にとって非常に重要であり、口呼吸が姿勢を悪化させることで、さまざまな身体的問題が引き起こされる可能性があります。
口呼吸による影響は、身体だけでなく精神面にも及ぶことがあります。口呼吸による睡眠の質の低下や日中の眠気により、ストレスやイライラが増加しやすくなることがあります。また、酸素不足による脳への影響も考えられ、集中力や記憶力の低下など、精神的な問題にもつながる可能性があります。
口呼吸の問題は単なる症状だけでなく、根本的な原因や影響も考える必要があります。口呼吸による身体的影響を軽減するためには、呼吸トレーニングや口腔筋のトレーニング、適切な姿勢の維持などが有効なアプローチとなる可能性があります。また、専門家の指導を受けながら、口呼吸を改善するための適切なケアや治療を行うことが重要です。
総合すると、口呼吸は身体や精神にさまざまな影響を及ぼすことが分かります。そのため、口呼吸が習慣化しないように注意し、適切なケアや治療を行うことで、健康な生活を送るための基盤を築くことが重要です。
この記事を書いた人

寺田町おとなこども歯科矯正歯科
厚生労働省認定 臨床研修指導歯科医
厚生労働省認定 臨床研修指導歯科医
上垣 公彰
寺田町おとなこども歯科矯正歯科の上垣公彰です。
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プライベートでは2人の父親です。
2人ともむし歯はありません!!
私が実践した、こどもをむし歯にしない方法をお伝えします。
趣味はマンガと旅行です。
最近ハマっているマンガトップ3!!
1,信じていた仲間たちにダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間たちを手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!
2,キン肉マン
3,カグラバチ
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もう一度いきたい場所は
長野県のアルプス公園です!!
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